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はなふぇす 終演
2025.06.10
はなふぇすの余韻、心に刻む願い
六月に入り、雨上がりの空には、一段と緑が鮮やかに映えますね。先日、6月8日に開催されました「はなふぇす」という催しが、多くの方々のお力添えと温かいご支援をいただき、無事に幕を閉じました。その日のことを思い出すたびに、今期の会長として無事このイベントを行えたことに感謝の気持ちがこみ上げてきます。
この日は、オペラ歌手のマリア・セレンさんが友情出演してくださり、その本当に素晴らしい歌声が会場いっぱいに響き渡りました。歌声が持つ力は、言葉では表現しきれないほどの感動と、深い安らぎを与えてくれるのだと、改めて感じた時間でした。
「はなふぇす」の開催にあたっては、多くの企業様、そしてライオンズクラブのメンバーの皆様から、温かいご支援をいただきました。心より御礼申し上げます。当初、大阪からは山本育海さんと、そのお母様の智子さんにお越しいただく予定でした。しかし、長距離の移動ということもあり、残念ながら育海さんにはドクターストップがかかってしまいました。
それでも、お母様の智子さんは、お一人で会場にお越しくださり、FOP(進行性骨化性線維異形成症)という難病と日々向き合っている、これまでの苦しい胸の内を、飾らない言葉で語ってくださいました。そのお話からは、難病と闘うご家族のひたむきな姿が目に浮かび、私の胸も熱くなりました。どんな時も「我が子を守りたい」と願う親の気持ちは、痛いほど理解できます。
私たちはこれからも、治療薬や治療法が見つかるその日まで、育海さんの「神様からの宿題」を、多くの方々と共に考え、その答えを探し続けていきたいと、強く願っています。
このイベントは、冊子の制作から舞台構成、そして演出に至るまで、私たちメンバーが皆で手を取り合い、心を込めて作り上げたものでした。会場へ足を運んでくださった皆様が、この「はなふぇす」を通して、何か一つでも心に残るものがあったなら、それほど嬉しいことはありません。記憶の片隅にでも、この日のことが留まってくれたら幸いです。
花みずき支部のスポンサークラブである東京けやきLCのメンバーの皆様には、本当に多くお世話になりました。そして、花みずき支部のメンバーにも、心からの感謝を伝えたいです。皆で作り上げた素晴らしいステージ、本当にありがとう。イベント後の懇親会も、笑顔あふれる楽しいひとときでした。
育海君、神様からの宿題の答えが解けるまで、私たち皆で、その答えを探し続けましょう。
日常のなかに、静かに流れる音楽と時間
中尾建設工業株式会社1Fショールームにある「Caféすまいる」は、地域の方々がそれぞれの時間を過ごせる、穏やかな場所です。ここでは、社会福祉法人JHC板橋会との連携を通して、誰もが心安らぐ空間が日々育まれています。
静かに本を読んだり、隣人とささやかな会話を交わしたり、あるいはショールームの落ち着いた空間に身を置いたり。そしてこの場所では、月に一度、第3または第4火曜日になると、そっと歌声が響く日があります。それは、まるで日常に溶け込むような、心に触れる音楽の調べ。
次回、6月17日には、「もーちゃんのSORA色オペラハウスRe:5 『雨と花嫁』」という催しがあります。
イタリアのことわざ「Sposa Bagnata,Sposa Felice(ずぶ濡れの花嫁は幸せになる)」というイメージをほうふつとさせる素敵な時間を一緒に過ごせたら幸せですね。
地域の皆様に愛される場所として、中尾建設工業株式会社ショールームがこれからも、皆様の日常にそっと寄り添い続けることを願っています。